即身とは想像と現実を融合することである。 より具体的に言えば、想像と現実を一致させることである。
だがこれを現実を主体にして行おうとすれば 「想像を現実に一致」 させようとして、その生き方は 「現実主義」 になってしまう。
逆に想像を主体に行おうとすれば 「現実を想像に一致」 させようとして、その生き方は 「夢想主義」 になってしまう。 いずれも即身は完成しない。
では想像を 「思い」 という言葉に置換したらどうであろう。 現実を 「こうしたい」 とする思いである。 その思いが強ければ現実は
「そうなる」 のではないか? それは多くの求道者が依って立つ精神である。
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