突然の安倍首相の退陣で政界は上を下への大騒動となっている。 この人たちはコロナ禍のあとの世界をどのように考えているのであろう?
世界の実像がどうなっているのかを識らずして国の行く末の舵取りなどどのようにできるというのか? 世界の実像など見据えなくともそこそこのことをやっていれば事なきを得ることができたのは、希にみる平穏な日々が続いたがゆえの
「僥倖」 以外の何ものでもない。 そのことを分かっていないがゆえに、昨日と同じ今日が、今日と同じ明日が、「いつものようにやって来る」
と信じて疑わないのである。
|