科学を構成する基礎的な大発見は出尽くし 「科学が終焉」 したと喧伝されて久しい。 さらなる大発見も幾つか残されてはいるものの、そのどれもが膨大な研究資金を必要とするものであって、投資に値する収益性が見込まれるものでない限り、その研究資金を拠出する者(企業・政府・団体等々)はいない。
現在行われている科学研究の大半はその収益性に見合った大発見の応用と実用化に関するものである。 このような傾向は科学に限ったことではなく、あらゆる分野でも同様に起きている。
考え得る限りの音楽や、考え得る限りの文学が、創作され尽くした現在、すべての創作物はそのオリジナルの模倣であり、そうでなければその変形である。
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