現代情報社会では自らを 知ってもらうこと にエネルギの大半を費やしている。 自らとは自己であり集団としての組織であり会社でもある。
費やすエネルギとは自己や自社のPRであり、広告であり、宣伝等々である。 かかる社会動向には肝心なことが忘れられている。 それは自己や自社を
「知ってもらう」 ことにのみに執心しているだけで、その主体である自己や自社を 「知る」 ことにはほとんど失念していることである。
他者に知ってもらおうというエネルギと同等のエネルギを自らを知ることにも費やさなければ事態は片手落ちであって物事は完結しない。
それは 「敵を知り己を知れば百戦殆うからず」 という孫子の兵法からも明らかである。
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