未知なる時空を訪ねる旅の途中でめぐり逢った不可思議な風景と出来事
知的冒険エッセイ / 時空の旅
進まない時間の所在
最高の贅沢を実現する進まない時間が流れる場所は何処にあるのか? 比類なき 「ゆっくりした時間」 が流れる世界である。
時間が万物事象の変化率を意味することからすれば、そこは 「10年一日の如く」 の低変化率の場所ということになる。 そうであれば変化激しき大都会ではありえず、変化率が小さい地方、さらに言えば雑多な情報がとどかない鄙にも希な 「桃源郷」 のような邑ということになろう。 それはまたかって縄文人が原生林の森の中から満天の星を眺めた世界でもあろう。 だがそこは行き着き難き 「時空の彼方」 である。
2019.03.19
copyright © Squarenet