あまりにさまざまな情報が飛び交って社会を交錯するようになると人は淡々とした変化少なき日常に満足できなくなってくる。
それは情報化社会の宿命であって時の流れが10年1日のごとくであった古き佳き社会にはなかった現象である。 変化激しき刺激に満ちた日々を生きることもまた面白き生活ではあろうが、これでは瞬く間に人生は終わってしまう。
ここは時の歯車を低速にシフトし人生を熟読玩味することが必要ではなかろうか。 言うなれば面白きことのない生活のすすめである。
そうかって流行った 「狭い日本 そんなに急いでどこへいく」 の標語のように。 変哲無き日々の中に面白きことを発見することもまた
「優れた能力」 なのである。
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