「Only one life style」を書いたのは2003年5月のことである。 以下はその抜粋である。
人間にとってこの世で意味あるものとすれば個々人が生きる上で踏襲する人生のライフスタイルであろう。この価値観なくして「何の人生か?」ということになる。しかしてそのライフスタイルはすべて
Only one の概念から生まれる。100人いれば100通りのライフスタイルがある。この世はそのライフスタイルの多様性が織りなす「曼陀羅世界」であり、Only
one のライフスタイルはこの世に彩りを与え社会をアクティブにする。 目指すは「Only one life style」の実現である。
この世で生きるに「唯一の価値観」を与える Only
one の実現には、地球上の位置に関係なく、男女の性別に関係なく、過去や未来の時代に関係なく、財産の多寡に関係なく、地位や名誉に関係なく
・・ その他、いかなるものにも関係しない。
Only one はまた「ハードボイルド」である。米国の映画や小説の根底にはこのハードボイルドの思想が色濃く流れている。ゆえに市井のタクシードライバーが大統領と気さくに話をするような映画が成立するのである。
かかる Only one の思想は今後大きな精神的価値観を社会の中に構築してこの世を活性化していくであろう。日本の警備保障会社の社員の中からケビン・コスナーが演じた映画「ボディーガード」でのハードボイルドでプロフェッショナルなガードマンが登場する日を期待したいものである。
だが期待は裏切られ、いまだにそのような Only one のガードマンは登場していない。ライフスタイルの多様性が織りなす「曼陀羅世界」は何処かに遠ざかり霧散してしまった。いったいどこで道を間違えたというのであろうか
・・?