未知なる時空を訪ねる旅の途中でめぐり逢った不可思議な風景と出来事
知的冒険エッセイ / 時空の旅
意識のめぐり逢い
今、彼は彼女と駅前にある広場で午後7時に待ち合わせをしている。
午後7時という時がその広場に彼女を出現させるのか ・・?
それとも、彼女がその広場に出現した時が午後7時になるのか ・・?
そうではない、彼女は「出現すべき時」にその広場に出現するのである。
刹那空間にはさまざまな意識が、かく来たりて、かく去っていく。それらの意識は、この「今の今」という刹那空間でめぐり逢い、直観的場面を構成する。構成された意識的な直観的場面は、今の今である現在というスクリーンに物質的な歴史的場面を投影し「実在場」を構築する。
私の父は死んだのではない。 父の意識が時空の彼方へ去ったのである。
2017.12.17
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