未知なる時空を訪ねる旅の途中でめぐり逢った不可思議な風景と出来事
知的冒険エッセイ / 時空の旅
酒場にて(4)〜電波望遠鏡
ふらっとあらわれた 酔客が自嘲をこめて呟いた 「俺ほど借金をしている社長は そうはいないだろう それを考えると怖くなるが 世界最高の天文台電波望遠鏡の建設を成し遂げたことは 俺の人生 唯一の自慢だね ・・ 」。
だが 人類が地球に存在する意味を見つけだそうとする「電波望遠鏡の使命」にくらべたら たとえそれが「膨大な借金」であったとしても たった1円のごとく ささいなことのように 私には思えた。
2017.11.27
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