未知なる時空を訪ねる旅の途中でめぐり逢った不可思議な風景と出来事
知的冒険エッセイ / 時空の旅
酒場にて(3)〜帽子
タクシーで帰るお客さんを送ってきたママが カウンターの中で クスクスと思い出し笑いをしている。 聴いてみると お客さんがタクシーに乗り込むとき 「頭に気をつけて」 と声をかけたら 「帽子をのせるだけの頭ですから」 と言ったというのである。
その紳士然とした「ウィット(機知)」と「ペーソス(哀感)」と「アイロニー(皮肉)」には ひどく感嘆したことを覚えている。
2017.11.27
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