Linear 未知なる時空を訪ねる旅の途中でめぐり逢った不可思議な風景と出来事
知的冒険エッセイ / 時空の旅
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思い出
 いつか僕は忘れるだろう。「思ひ出」という痛々しいものよりも僕は「忘却」といふやさしい慰めを手にとるだろう。僕に「この道があの道だった」こと 「この空があの空だった」こと ほど今いやなことはない。そしてきょう足の触れる土地はみな僕にそれを強いた。忘れる日をばかり待っている。 (詩人 立原道造が友人に宛てた書簡の中で)

2017.11.22


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