未知なる時空を訪ねる旅の途中でめぐり逢った不可思議な風景と出来事
知的冒険エッセイ / 時空の旅
道は閉ざされない
すべての道が閉ざされているようにみえるとき、人は何を考え、いかに行動するのか?
取り得る選択肢の論理は以下の4通りである。
(1)考えることも行動することも止める
(2)さらに考え続け行動し続ける
(3)さらに考え続けるが行動は止める
(4)考えることは止めるがさらに行動し続ける
(1)の選択肢は自力での解決を放棄し他力での解決に転換する対応であり、(2)の選択肢はあくまでも自力での解決に徹する対応であり、(3)の選択肢は無駄な行動はしないとする対応であり、(4)の選択肢は無駄な思考はしないとする対応である。
(1)(2)は宗教的な課題であり、(1)は他力本願に帰依することを意味し、(2)は自力本願に帰依することを意味する。
(3)(4)は戦略的な課題であり、(3)は無駄な抵抗(行動)は止めて「体力を温存」させ、その間に「解決のアイデア(思考)を練る」戦略を意味し、(4)は下手な考え休むに似たりと無駄な煩悶(思考)は止めて「思考力を温存」させ、その間に「解決のアクション(行動)を練る」戦略を意味する。
かくのごとくすべてが閉ざされていても尚、「4つの解決策」がある。さらに4つの解決策を複合させれば解決策は千変万化し無限の解決策が導き出される。
以上を還元すれば、いかなる状況であっても「道は決して閉ざされることがない」ということである。
2017.05.31
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