人間が生きていくうえで刺激は必要であろうがその刺激にも限度はある。その臨界点に至れば飽和してしまう。いくら美味いものを食べようとしてもいつかは限界がくることは当然であろうし、いくら行きたいところがあったとしてもそのうち限界がくることもまた必然であろう。ましてかっての時代のようにその情報が制限されていた頃とくらべれば現代は無制限に膨大な情報が瞬時に提供されてしまう。刺激の限界はあっという間に臨界点に到達してしまう。さらなる刺激を求めても人間の思考能力にも限界があるわけで、おいそれとは新たな地平は拓かれない。
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