北信濃に位置する小布施町には「あかり博物館」という博物館があるというが、いまだ訪れたことはない。「ともしび」と「あかり」では少し意味が異なるのかもしれない。日本で「電灯」が普及したのは明治維新以降のことであって、それは縄文の世から営々と続いてきた数千年の「灯火」の歴史からみれば「つい最近」のことである。その短時間の中で、世は原子力発電まで行き着き、ついには、3.11震災で「世界中でいちばんきれいな自然」を、かくこのように放射能で汚してしまったことは、ほんとうに残念で、縄文人には申し訳がたたない。
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