唐沢の滝を撮ったあと、菅平に着いてみると、そこはまさに「寒冷前線通過中」であり、高原を強風が吹き抜けていた。標高 2207m 花の百名山に数えられる根子岳、標高 2354m 日本の百名山に数えられる四阿山は、霧に没し、天空は黒雲が急ぎ足で渡り、ために陽の光は、まるで「巡回するサーチライト」のごとく地上を照らし、移動を繰り返している。そのような状況下、麓のサッカー練習場から若者の歓声が聞こえてきた。冬に向かう菅平を象徴するような風景であり、グランドの端から高原をバックに撮らせてもらった。