駒ヶ根高原美術館は中央アルプス木曽駒ヶ岳を仰ぎ見る山麓に静かに佇んでいる。建物はその駒ヶ岳山群に聳える宝剣岳をイメージして造られたとのことである。訪れたのはこれで2度目になる。最初は数年前に催された松本市出身の前衛画家「草間弥生」の展覧会でのことであった。昨日までの信州は、あちこちで桜が開花し春爛漫の時候であったのであるが、今日はうってかわって冷たい雨が降っている。近頃の天候は猫の目のようにあてどない。しかし、雨霧が漂う山麓を背景にした高原美術館の風情や佳し。ことさらに趣があるように感じられたのである。
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