乗鞍岳の火山活動による溶岩流の末端にできた高さ21.5m、幅8mの滝。昔、大野川の里(番所より下流の集落)に住んでいた善五郎という「きこり」が釣りをしていると、釣り針にかかった大イワナに滝壺に引き込まれ、命からがら逃げ帰ったことから、善五郎の滝と呼ばれるようになったという。最近は渓流を遡行するスポーツがはやっていると聞いていたが、眼にするのは初めてであった。時代が変わると、これがスポーツかと思われるものが登場する。善五郎もびっくりである。やはり、偏見は禁物であって、未来はどうなるかわからないのである。
|