未知なる時空を訪ねる旅の途中でめぐり逢った不可思議な風景と出来事
信州つれづれ紀行 / 時空の旅
野辺山宇宙電波観測所 / 長野県南佐久郡南牧村
奇跡の意味
国立天文台の野辺山宇宙電波観測所は、ミリ波帯(波長にして約1cmから1mmの電波)で世界最高レベルの観測能力をもつ45m電波望遠鏡やミリ波干渉計、北半球では初の10mクラスの本格的サブミリ波望遠鏡ASTE(アステ)、太陽観測用の電波へリオグラフなど最先端の観測装置を備え、電波天文学の国際研究センターとなっている。庶民からするといささか浮世離れしたところと感ずるが、年間休むことなく宇宙の彼方に観測の目は向けられ、人類がこの世に存在する「奇跡の意味」を探し求めているのである。
2008.7
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