同様の構図は隣国の朝鮮半島でも起きている。韓国の朴大統領の身に発した政治スキャンダルは燎原の火のように燃え広がり韓国全土を混乱の坩堝に陥れ、大統領弾劾が成立した今、あたかも無政府状態の様相を呈している。この状態に最も戸惑っているのは誰あろう北朝鮮の金正恩委員長その人ではあるまいか。トランプ氏同様、金正恩氏もまた韓国の民主主義体制が確固たる状態であってこそ自らの暴挙に存在意義が与えられるのであって、どうなるかかいもく見当がつかないような韓国の国情ではまことにもって居心地が悪いのである。 やはり、黒は白があっての黒なのである。
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