・・・
雷鳴が轟き雨の降る夜 スキニー(店主)の酒場ではリトル・ビル(保安官)がマニーの追跡隊に加わる者たちを前に郡の金で酒を奢りながら翌朝からの追跡の手はずを指示している そこに嬲り殺されたネッド(マニーの相棒)のスペンサーライフルを携えたマニーが静かに姿を現す 店主は誰かと問うや、前に出たスキニーを瞬時に撃ち殺す 丸腰の人間を撃った事を非難するリトル・ビルに対して、マニーはネッドの死体を店の飾りにするなら彼にはそれなりの覚悟がいると答える そして、ネッドを殺したお前を殺しに来たとリトル・ビルに告げる 激しい銃撃戦の末、マニーはリトル・ビルと仲間たちすべてを撃ち殺す マニーはスペンサーライフルとその弾丸を見つけるとウィスキーを一杯飲み干し 酒場の外に向かって「これから外へ出るが
もし発砲する奴がいれば そいつだけでなく そいつの妻や友人も撃ち殺す そして家は焼き払うぞ」と大声で怒鳴る やがて、激しい雨の中を馬上立ち去るマニーの声が暗闇から神の宣告のように町に響き渡る 「ネッドの遺体を埋葬しろ
女たちをもっと人間らしく扱え さもないと 舞い戻ってきて 貴様たちを殺して町を焼き払うぞ」 呆然と立ち尽くしている娼婦たちの顔には畏敬の念ともいえる表情があった
・・・
|