未知なる時空を訪ねる旅の途中でめぐり逢った不可思議な風景と出来事
知的冒険エッセイ / 時空の旅
二者択一の理
事の判断において二者択一をせまられたとき、人は如何にして決断するのか。たいていは現状を鑑みて優勢な方向を選択する。依るべき基準は「寄らば大樹」であり、「多数の賛同」であり、「目先の損得」であり・・等々である。
だが栄枯盛衰の理は悠久な歴史時間を経過してなおいまだ覆ったことはなく、陰陽の波動循環は宇宙の真理である。したがって現在の優勢は未来の劣勢である。であれば現在の大樹は未来の倒木であり、現在の多数は未来の少数であり、現在の得は未来の損となるのは必定である。
未来を考えるならば、選ぶべき方向は「寄らば小樹」であり、「少数の賛同」であり、「未来の損得」である。だがそのような選択をする人はまさに少数であって稀有な存在である。がゆえに未来において成功の確率が高いのである。
2015.05.20
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