立ち尽くす明日 |
亀山モデルを誇った液晶のシャープが苦境に立っている。日本の製造業が目指した「独自技術を高度に築きあげればやっていける」という金科玉条は今やその基盤がゆらいでいる。どこで道を間違えたのであろうか・・? ある評論家は国内製造にこだわったことが失敗であったと・・人件費が安く、比較的に為替の影響をうけない中国等の国外で製造すればよかったと・・。 もし、この論が正しいならば、さらなる国内空洞化は避けられず雇用の回復などは望めない。かような状況の中で消費増税を目指す国家経営とはいったい何であろうか・・? 日本製造業は今、明日に向かって立ち尽くしている。 |
2012.8.30 |
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