俺たちに明日はある |
現代政治事情はあちらが立てばこちらが立たず、こちらを立てればあちらが立たない。手をこまねくばかりで対策が打ち出せない。エントロピー増大社会とはこのようなものであろうか。人々の探求心は野次馬化し、知的好奇心も3日ももたず、次々にうつろっていく。
はたして現代人に救いはあるのであろうか・・?
世相の閉塞はそのことを少しも語らない。語っているのは目先の利害、不平と不満と不安、いかに不遇であるかの訴えごとの数々である。まるで明日などないかのごとくである。
かって「俺たちに明日はない」という映画があったが、今や「人類に明日はない」という様相を呈する。今、考えなければならないことは「俺たちに明日はある」という企画であり、「人類には明日がある」という思想である。 |
2011.10.27 |
|