日常、我々は「永遠」、あるいは「無限」という言葉を何気なく使用して、何ら疑問とするところがない。だが、この永遠や無限は「数学的概念」であって、いまだその「存在を証明」したものはいない。
しかしながら、日常生活において、永遠や無限という概念は、ひじょうに都合がいい概念であって、訳が分からなくなると人はこの言葉を唱えることで、いかなる物事も一応の落着をみるのである。
してみると、永遠とか無限という言葉は、「南無阿弥陀仏」、「南無妙法蓮華経」 ・・ 等々同様、威力抜群の「真言(マントラ)」のごときものかもしれない
・・・。
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