かっては、かいもく何をやっているのか分からないような事業を「虚業」と呼び、鉄を削ったり、穴を掘ったりする事業を「実業」と呼んだ。
しかし、現代では、注文がないのに鉄を削ったり、必要がないのに穴を掘ったりする事業を「虚業」と呼び、IT企業や金融投資会社のように、何をやっているのか、かいもく分からないが高収益を達成する事業を「実業」と呼ぶ。
朝から机に座って「ウーン、ウーン」と頭を抱えて七転八倒している仕事が「実業」で、健康な汗を額にして「エーイ、エーイ」と穴を掘っている仕事が「虚業」とは・・いやはや世の中は変ったものである。
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