未知なる時空を訪ねる旅の途中でめぐり逢った不可思議な風景と出来事
知的冒険エッセイ ／ 時空の旅
ヘルマン・ワイルの言葉〜数学と自然科学の哲学より
１．論理学は、本質的には 「数学からの抽象」 の産物である。
２．超数学の主題は、「ゲームが矛盾していない」 ことの確認にある。
３．自然現象（世界）の一切は、たんに 「ある」 のであって、「おこる」 のではない。
但し、私の身体の生涯線（世界線）に添って、上方に向かう私の意識を凝視しよう
とした場合のみ、世界は時空的連続として、私の前を過ぎ去っていくように見える。
４．「物質＝実体」 の着想は、同一の場所には一つの物体系が付随するという着想か
ら導きだされている。 しかし、場所の同一性は、物質の自己同一性を、何ら保証し
えない。
５．自然の最も奥深い謎は、死んでいるものと、生きているものとの、「対立と共存」 で
ある。
2005.3.30
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