山河(自然)は、人の一生と比較すれば遙かに長寿命であり、私の両親の、そのまた両親の、さらにそのまた両親の頃と「そう変るところ」がない。
「変るのは」この山河の中で生きる「人のこころ」であり、たかだか5年、いや10年、いやいや50年程度の歳月をもって、その山河の可否を問う・・何とも「せっかち」なことではないか。