閉塞された現実(現在)からの脱出は「新たな創造」が最短の道である。しかし、最短な道ではあるが、その道はまた「最難の道」でもある。
創造への道に「王道」はなく、1個のちっぽけな人間と、広大無辺な宇宙自然界との掛け値なしの「1対1の対峙」以外に、その道を歩みゆく手だてがない。
「未開の荒野」に開削される創造の道では、「既開の平野」である現実社会で大手を振って横行する「思惑的な情実」や、「恣意的な依怙贔屓(えこひいき)」等は、一切通用しない。
真理へ到達する道に「是非はない」のである。