意識戦争の武器は言葉である。
互いの意識領域の国境線上で繰り広げられる迫撃戦の様相は物質戦争と何ら変わりない。違いは、弾丸や砲弾が飛び交う代わりに、あらゆる罵詈雑言が飛び交うことだけである。
重要なのは、相手の意識中枢部に打撃を加え戦闘不能に陥らせることである。物質戦争で例えれば、全戦闘の指揮を掌握している大本営にミサイルを撃ち込むような具合である。
先頃のイラク戦争で使用された放射能で汚染された「汚い爆弾」に匹敵するような「汚い爆言」も使用されることであろう・・まったくもっていやはやである。