自立した個の世界認識を確立することは、現代社会では至難の業と言わなければならない。
現在構築されている全体社会の世界認識は、強固であり、威圧的であり、真理に肉薄した虚偽であり、複雑化した偽善であり、膨大な戯言に擁護された世界である。
その中にあって、個の魂による直観から新たな世界認識を構築することは、甚だしい個の孤絶をもたらすであろう。その孤絶を孤絶として身ひとつに受け入れて生きることは、そう簡単ではない。
そのような生き方をした偉大な先達として、文学者ゲーテ、哲学者ニーチェ、音楽家モーツファルト、画家ピカソ、そして日本の評論家小林秀雄氏・・等の名があげられるであろうか。ともに「孤高の人」であった。
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