あらゆる可能性の海である宇宙の暗在系から、宇宙の明在系であるこの世に、人間は意識をもって「森羅万象」を抽出し、感情をもって「喜怒哀楽」を抽出する。
意識はこの世に「物的存在」を象出させ、感情は「心的存在」を象出させる。
意識は「論理」に従い、感情は「情理」に従う。
意識は「佇み」、感情は「跳躍」する。
意識は「感情を抑制」し、感情は「意識を昂揚」させる。
感情はエネルギを「発生」させ、意識はそのエネルギを「運用」する。
ゆえに、人間は意識をもって「理路整然」と存在し、感情をもって「混濁混沌」と存在する。
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