◇ R君からの便り
今回は柳沢健先生に「宇宙の構造とメカニズム」という演題で講演をしていただきました。
今回の講演は自分にとってはとても難しい講演でした。特に僕は物理の分野が苦手なので、大変頭をつかいました。
それで、今回の講演で最も印象に残ったことは、「発明でなく発見が大事である」ということです。よくよく考えてみるとその通りだと思います。
ニュートンもアインシュタインもその他の学者も理論を発明したのではなく、もともと存在しているものを発見したのです。
そういう点で発明ではなく発見という視点で考えると、自分でも何かを発見できるのではないかと思いました。たとえどんな些細なことでも、それが大きな発見へとつながるのではないかと思います。
しかし、その発見をするためには、知識と想像力を持たなければなりません。そのためにも今のうちに一生懸命勉強して知識をつけて、色々な事を体験して想像力を深めたいと思いました。
そうすれば物理が苦手な自分でも大きな発見ができ、そしてそれが世界中を驚かせる大きな発明につながるのではないかという希望を持つことができました。
もう一つ驚いたのはスクエアメカニズムです。
僕はビデオを観てもさっぱり訳が分からなかったけれど、「天井」という未開発の場所を利用すると、作業の無人化も可能となるということに大変感銘を受けました。
今回の講演会は大変難しい内容だったけれど、興味のわく大変良い話だったと思います。
◇ T君からの便り
今日は、柳沢健先生から「宇宙の構造とメカニズム」という演題でお話ししていただきました。
最初この演題を聞いたときは「難しそうだ」と思ったし、実際いくつか数式が出てきたりしてよく分からないと思ったこともありました。でもその中で私にも分かる話や、納得できた話もありました。
例えば、「絶対真理」と「相対真理」についてのお話です。
絶対真理は誰が見てもそうだと思える事のことだそうで、つまり常識のような事なのかなと思いました。
次に相対真理は、今は正しいことが10年後100年後には正しくないかもしれない事のことで、確かに昔は戦争は国の為だと言って行くことが名誉なことと思われていたけれど、今は戦争は悪いこととされています。
そのほかにも、もし宇宙に自分1人しかいなくて他になにも無かったら時間や空間は無いというお話で、最初は何故と思っていました。
でも聞いているうちに、確かに自分以外地球もなにもかもがなければ、空間はなくて当たり前だし、例えば木やもう1人人間がいれば、植物の成長で時間を感じる事ができるし、人間がいれば話しをしたりできて時間がそこに存在するということが言えます。
今日は、柳沢先生のお話を聞いて宇宙の流れや時間についていろいろと新しいことを知ることができて、とてもよかったです。
◇ D君からの便り
僕は今日の柳沢先生の講演を聴いて今まで不思議に思っていた光や時間の関係について知ることができたので良かったです。
先ず、やせている人と太っている人とでは体の周りの空間のひずみ具合が違うということです。先生は人が空間と時間をつくり出すと言っていました。
僕はずっと人間の住んでいる空間はどれも同じだと思っていました。それに、相対性理論は今までよく理解できず、「本当にそうなのか。」という思いがありました。
第一、光の速さで移動すれば時が戻るということは感覚的にも考えられませんでした。しかし、光はどこでも一定の速さで進んでいて、他の物とは違う特別なものということを聴いて、その相対性理論の内容も、少しは理解できたような気がしました。
さらに、それが本当だということを実験をして確かめたということにも驚きました。
僕はそんな時間や空間のメカニズムはそういう説があるだけで、確かめることなんて無理だと思っていました。
でも、太陽によってかくされてしまうため見えないはずの星が観測されたのですから、本当に驚きました。そして、そういう話を聴いていると、何かの先入観や推測にだまされていた、惑わされていたような気もしてきました。
だから、今日の講演を聴いてそんなことに気が付けたので良かったです。
最後に、僕は人間とはすごいなと思いました。
それは、自然の数々の未知を解き明かしていったからです。
それに宇宙についてのことをもっと知りたくなったので、これからもっと興味をもって調べられればいいと思いました。
◇ Nさんからの便り
今回の講演会で一番印象に残ったのは、最初に話して頂いた¨2つの真理¨のことです。
絶対的真理と相対的真理・・・。
絶対的真理は科学的な真理で、相対的真理は社会的な真理。相対的真理を科学的にしょうめいすることではなく、絶対的真理を絶対的真理じゃなく社会的真理に変えること(しょうめいすること?)はどうなのだろう?と私は思いました。
例として¨お茶は氷ではわかない¨という絶対的真理がありました。常識で考えると確かにそうですが、もし¨お茶が氷でわく¨なんてことができたらすごいと思います。
¨お茶が氷でわく¨そんな相対的真理を考えられるような時代はくるのでしょうか?
次に今回の講演会から自分に生かせそうだと思ったことは、一つの方面だけでは無い、もっと多方面から物事や勉強を考えてみることです。ただ教えてもらった事を暗記、書いてあることを覚えるのでは想像力、考える力が伸びていかないと思います。
自分で疑問に思ったこと、理解が不十分なことなどは自分でしっかり考えるなり調べるなりしてその知識を自分のモノにすることが大切なんだと思います。
それは私達の学校生活、学習などいろいろなところで言えることだと思います。勉強に限らず、スポーツなどでも多方面から上達への道を考えていけばきっと一つの方面から考えたことでは思いつかなかった、いい考えが出てくることもあるのではないでしょうか。
そのためには日頃から身近な疑問を大切にし、いろいろな知識を身につけ、多方面から考えられる応用力が大切だと思います。
これからは、¨多方面からの考え方¨という物を少しでも意識していけたら良いと思います。
◇ Mさんからの便り
私は、宇宙が大好きです。
なぜなら、不思議なことがいっぱいだからです。
神秘的なイメージがあり、いろいろな事を知りたいと思うことができます。
さて、先生のお話の中に出てきた二つの疑問についての私の考えですが・・・。
疑問
その一。「宇宙の果てはどうなっているのか?」
その二。「時間の始まりと終わりは何なのか?」
私はこの疑問を、小学校五、六年生の時に思いつきました。
それについての考え。
宇宙の果ては無いだろうと思います。もしあるのなら、そのとなりは闇?それとも何もない?と考えていくと、終わらなくなってしまい、結局何もないという考えになります。
二つ目についての考え。時の始まりはビックバンからだと思います。でも、終わりは分かりません。なんせ私は、予言者でも神でもないのですから・・・。
もし終わりが来るのであれば、ビックバンと逆の事が起こるのではないでしょうか。拡大を続けている宇宙はピークを迎えて、やがて縮小していき、最後にはなくなるかもしれません。未来ですからね。
ところで、ビデオの感想。自分の上には以外と、無駄な空間があるのですね。
まあ、上に空間があるからこそ、超高層ビルが多くなっていくのかもしれませんけれども。そしてその空間を使ったアイデアは、実に画期的だと思います。
でも従業員を少なくするという事は、リストラと失業?不況な世の中です。
集中力といえば、私は、本を読む時の集中力なら、だれにも負けない自信があります。(きっと。)誰かに呼ばれても、気がつかない程ですから。
最後に、エジソンが言った言葉。「発明は一%のひらめきと九九%の努力だ。」と、それは本当に正しいと思いますが、それにプラス「発見」ということを頭の中にいれておいて困った時に役立てようと思いました。
◇ E君からの便り
今日の講演は今までと比べ、とても難しいものだったと思います。
しかし、難しい話だったからこそ、宇宙という大きなテーマについて、今まで自分が考えていた事が、ほんの少しだけではあるものの、先に進めた様な気がします。
今回のお話の中で宇宙を容器として見たり、時間を流れで見たりしていると、答えは出ないというものがありました。
宇宙が地球や太陽などの星々の容器であるという見方や時間が過去から現在、未来へと流れているという見方は、常識的なものになっていると僕は思います。
だから常識を破らないと答えが見つからないという事になります。
僕も、宇宙を容器として見たり、時間を流れで見たりと、常識にとらわれていました。多分今も、僕の意識の多くは常識にとらわれていると思います。
しかし、今日の講演で、宇宙の見方、時間の見方を変える事ができました。
それは、自分の思い込みで表面的なものだけかもしれませんが、それでも一つ自分の中で、常識を破った考えというもの見つけられただけでも良かったと思えます。
これから、創造したりする時は、今回の講演を思い出し、常識を破った独創的なものをつくり出していければと思います。