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未知なる時空を訪ねる旅の途中でめぐり逢った不可思議な風景と出来事

信州つれづれ紀行 / 時空の旅
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安曇野水車小屋 / 長野県安曇野市穂高
ゆめゆめ忘れてはならない
 前回この水車小屋を訪れたのは今年3月のことであった。 (第724回 「水車は回ることもなく」 参照) その水車も今日は新緑の樹木に包まれ回転し、日盛りの陽を浴びて シン としていた水郷も久かたの観光客で賑わっている。 どうやら長く続いたコロナ禍の自粛も徐々に解かれつつあるようだが、コロナウイルスは無くなったわけではない。 どこか物陰から虎視眈々と隙を狙っているのかもしれない。 油断大敵である。
 この水車小屋は黒澤明監督の映画 「夢」 の最終章に登場する 「水車のある村」 で使用されたものであるが、その中で彼は日本人の 「油断の源泉」 について厳しく警鐘を鳴らしている。 ゆめゆめ忘れてはならない。

2022.05


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