Linear 未知なる時空を訪ねる旅の途中でめぐり逢った不可思議な風景と出来事
知的冒険エッセイ / 時空の旅
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魂が試されるとき
 日本の施策はやることなすこと 「中途半端」 である。 喫緊のコロナ対策しかり、経済対策と感染対策の狭間でいずれを優先するのか決めかね 「あれもこれも」 ですべて中途半端である。 「二兎を追うものは一兎をも得ず」 の諺の如くで、いずれの対策も目的達成はおぼつかない。 翻ってみると、コロナ対策に限らず、それは 「東京オリンピック開催の可否」 において、「原発の汚染水対策」 において、ことごとく中途半端である。 重要課題を決断することなく先延ばしすることは 「日本のお家芸」 とするところであろうが、それもここまでであって、もはや事態は待ったなしで 「ことなかれ主義」 では通用しないであろう。
 為すべきは 「二者択一の決断」 である。 決断には 「覚悟」 が不可欠であるが、日本のお家芸にはその覚悟が決定的に欠けているのである。 しかして、覚悟するためには 「何のために生きているのか」 という哲学がなければならない。 しいて言えば 「揺るがぬ魂」 の所在である。 さまざまな危機をまえにした今、その 「魂が試されるとき」 がやってきたのである。

2021.04.15


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