人間がしてはいけないことが２つある。ひとつは「原子核操作」、もうひとつは「遺伝子操作」である。その理由は、これら２つの操作は何か予測不能な事態が発生したとき、人間の能力をもってしては「修復不能」に陥ってしまうからに他ならない。このことは本稿でも度々語ってきたことである。

　原子核操作に関する様相は、2011年の東日本大震災で誘発された福島第１原子力発電所の炉心溶融事故の惨状を鑑みれば了解されよう。また遺伝子操作に関する様相は、現在進行中の新型コロナウイルスの感染拡大（パンデミック）の惨状を鑑みれば了解されよう。後者の様相は人間が直接に関与したのか調査中であって軽々に言えないが、その背景にはさまざまな分野で人間が行ってきた数々の遺伝子操作の影響が関係していることは誰しもが認めるところであろう。間断なく２つの危機的な惨禍にみまわれた日本の不運はいったいどこからやってきたのであろうか？ こうなれば改元したばかりの元号 「令和」 を再び改元したいぐらいである。