Linear 未知なる時空を訪ねる旅の途中でめぐり逢った不可思議な風景と出来事
知的冒険エッセイ / 時空の旅
Turn

平気で嘘をつく人
 小沢一郎氏 「平気で嘘をつく安倍さんの罪、万死に値」
 国民民主党の小沢一郎衆院議員は10日、都内で開いた自身の政治塾で講演し、安倍晋三首相の政治姿勢を 「万死に値する」 と、以下のごとく、強い口調で批判した。
 首相の「桜を見る会」問題をめぐる発言などを念頭に「(安倍首相は)平気で嘘をつく。子どもの悪ガキと同じで、悪いことをしているのに思わないのがいちばんの問題だ」と指摘。「総理がうそをついているので、ぼくもついていいだろう」という空気を生んだことが、安倍総理の最大の罪悪だ。「精神的なゆがみ、崩壊は、そう簡単には直らない」と述べた。その上で「日本、日本民族に大きな弊害を与えた安倍さんの罪は、万死に値すると思う」と述べた。「経済格差(を生んだこと)もひどいが、日本人が長年美徳としている正直さやまじめさ、一生懸命というたぐいの倫理観が、まったく喪失している」とも評した。
 安倍さんのみならず、現代社会では 「嘘をついて恥じない者」 の数は雨後の竹の子のごとくにして枚挙にいとまがない。 世界ではその現象を 「フェイク」 という横文字をもって表現している。 「嘘やフェイク」 が、我がもの顔で横行する社会とはいかなるものか? それらはどこまでいっても仮想(バーチャル)である。 人は現実(リアル)の世界に生きているのであって、嘘やフェイクで構築された虚構の世界では実存性は保障されない。 かくなる構図を省みることなくこの道を行けば、その先には 「大いなる虚無」 が口を開けて待っているだけである。

2020.04.22


copyright © Squarenet