Linear 未知なる時空を訪ねる旅の途中でめぐり逢った不可思議な風景と出来事
知的冒険エッセイ / 時空の旅
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失われたおもしろき世界
 おもしろきこともなき世をおもしろく。 この世を生きる者にとって最大の能力は 「おもしろきことの発見(あるいは発明)」 ではなかろうか。 情報化社会の波に飲み込まれ、他者を見習うばかりで自ら考えなくなってしまった 「危うき現代人」 にとって、かくなる能力の再生は喫緊の課題である。
 おもしろき といっても、それは現代人が言うような 「おもしろさ」 ではない。 それは縄文人が言うような 「おもしろさ」 であって、そのような おもしろさ はコンピュータの中に構築された 「デジタル世界」 をいくら探しても見つからない。 縄文人がしたように満天の星空の中にある 「アナログ世界」 を探さなくてはならないのである。
 その 「おもしろさ」 はまた、かってあった 「おもしろさ」 であって、今や失われてしまった 「おもしろさ」 である。 かくなる 「縄文人のおもしろさの本質」 については、地元紙に寄稿した安曇野エッセイ 「失われた世界」 で、また 「現代人のおもしろさの本質」 については、知的冒険エッセイ 「科学的合理主義の終着点」 で描いている。 両稿をお読みいただければ幸いである。

2019.01.23


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