Linear 未知なる時空を訪ねる旅の途中でめぐり逢った不可思議な風景と出来事
知的冒険エッセイ / 時空の旅
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正道と邪道の狭間
 現代ほどに不誠実が堂々とまかり通る時代がかってあったであろうか? 子供でも分かるような嘘が公然と流布され当事者は悪びれることもない。 ことの正義は自らが利するためならば 「嘘も方便」 が許容されるがごとしの弁解を申し立てる。 だがいくら強弁しようが、その姿は美しくはない。 邪道はどこまで行っても邪道であって、正道に戻ることはない。 このことは誰もが分かっていることである。 だが分かっていても容認されるとはいかなる次第か?
 間違いも多数を巻き込んで大きくふくれあがれば間違いだとは気がつかなくなる。 気がつかなくなるどころか、遂にはそれが正道だと主張し始める。 何事かはここをもって終焉する。 もしそうでなければ 「戦争など起こるはずもない」 ではないか。
※)「既成事実を積み上げればそれを容認せざるをえなくなるのが日本人の習性である」 とは、他国が描く日本人論であって、日本国に対する戦略の根幹を成すという。 その様相は我々が日常的に多用する日本語 「なし崩し」 等々にすでにして顕れている。 あるいはそれは日本人の伝統に分類されるような特質なのかもしれない。 その帰結が日本人ならではの解決法 「水に流す」 に凝縮されているように観えるのは私だけであろうか? それが日本人にとって 美質 なのか 悪質 なのかは判断が分かれるところではあるのだが ・・・。

2018.08.27


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