Linear 未知なる時空を訪ねる旅の途中でめぐり逢った不可思議な風景と出来事
知的冒険エッセイ / 時空の旅
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予測不能な時代〜その本質とは
 予測不能の世界をどう生きるか? 現代社会が問われている課題である。 その予測不能性は米国のトランプ大統領の登場で加速度的に拡大している。世界は今あらゆる算段を講じてその予測不能性の回避にやっきになっている。それは日本も同様で、先日までは自信に満ちていた安倍首相も最近は顔色がすぐれない。
 予測不能性とは論理的思考をもってして予測できないことを意味している。単純に言えば「論理が正常に機能しない」ということである。したがってトランプ大統領が打ち出す予測不能な政策には論理的思考をもっては対処できない。
 株式トレードでは勝者が5%、敗者が95%と言われる。これが意味するものは95%のトレーダーがよしとする売買手法が間違いで、5%のトレーダーがよしとする売買手法が正しいという事実である。おそらく95%のトレーダーがよしとする売買手法は常識的な論理的根拠に基づいたものであろうから、5%のトレーダーがよしとする売買手法は逆に常識から逸脱した非論理的根拠に基づいたものとならざるをえない。ここから導かれる結論は株式トレードでは常識を逸脱した非論理的手法でなければ勝利者にはなれないという受け入れがたい現実である。
 トランプ大統領の政治手法もまた株式トレードでの売買手法と同じ構図をもっている。その政治手法は95%の人々がよしとする常識的な論理的根拠に基づいたものではなく、常識を逸脱した非論理的根拠に基づいたものであることを充分に念頭において対処しなければその術中に陥ってしまう。
 時代は今、論理性に基づいた予測可能な社会から非論理性に基づいた予測不能な社会へと移行を試みているのである。

2017.01.25


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