Linear 未知なる時空を訪ねる旅の途中でめぐり逢った不可思議な風景と出来事
信州つれづれ紀行 / 時空の旅
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嬬恋村 / 群馬県吾妻郡
幸福の黄色いハンカチ
 長野県上田市から真田の庄を通りぬけ鳥居峠を越えると群馬県に入る。ひまわりが群生する畑の道端に車をとめて撮った嬬恋高原の風景である。嬬恋には小学校の遠足で来た記憶がある。私の記憶が確かであれば、その折り、先生から「ここは吾妻郡嬬恋村(あがつまぐんつまごいむら)と言って、その地名の由来は、むかし坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)が蝦夷征伐のため、はるばる都からこの地に至りしとき、かく広漠たる風景を眺め、亡くした妻を恋い慕いて涙を流したという故事による・・・つまり、吾妻(わがつま)を嬬恋(つまこいし)の意味である云々・・・」と聞いた。小学3年生か4年生の頃であったであろうか・・・。風にたなびく見事なひまわりを眼にしているうちに、そんなことどもがよみがえってきた。「幸福の黄色いハンカチ」同様、黄色とは、あるいは、かくのごとくの思いを想起させる色なのであろう。
2008.10

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