Linear 未知なる時空を訪ねる旅の途中でめぐり逢った不可思議な風景と出来事
知的冒険エッセイ / 時空の旅
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逆因果律考(1)
 かく今、自身が存在するためには「過去のすべてが必要であった」と考えることができる。そして、「自身の未来を創りだす」ためには、その「自身の過去が必要不可欠」であり、その過去がいかなるものであったとしても、その「材料」なしに未来を創りだすことはできない。
曰く、自身の過去を否定して自身の未来を生みだすことはできない。
 もしも仮に、「かかる未来において何ごとかを創りだしたとき、その材料であった過去の意味が確定されると考える」ならば、逆の因果律が成立する。
そうつまり、「未来が原因で過去が結果」という考え方である。
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2006.2.08


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