Linear 未知なる時空を訪ねる旅の途中でめぐり逢った不可思議な風景と出来事
知的冒険エッセイ / 時空の旅
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飽和社会

 最初は「買いたい物」が山のようにあっても、しだいに数は減り、やがては飽和し、ついには皆無となる。

 最初は「行きたい所」が山のようにあっても、しだいに数は減り、やがては飽和し、ついには皆無となる。

 最初は「したい事」が山のようにあっても、しだいに数は減り、やがては飽和し、ついには皆無となる。

 つまり、買いたい物が無く、行きたい所が無く、したい事が無いことは、「何ら異常なこと」ではなく、飽和社会である現代では、ごく「普通のこと」である。

 問題は、買いたい物が「無く」、行きたい所が「無く」、したい事が「無い」ことを「前提」にして、「いかに生きるか・・?」ということである。

2006.2.03

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