Linear 未知なる時空を訪ねる旅の途中でめぐり逢った不可思議な風景と出来事
知的冒険エッセイ / 時空の旅
Turn

連続テレビ小説

 連続テレビ小説も毎日15分間の放映が限度であって、1時間の放映であっては散漫となり、やがては誰も見なくなるであろう。だいいちシナリオが続かない・・。

 多くを割愛して15分間にしているところに高視聴率の秘密があるのであり、言うなれば物語の展開が、日々、未熟であり、未完であり、舌足らずのところがいいのである。

 つまり、すべてを語らずに「明日への余韻」とすることこそが、連続テレビ小説の真髄であり、かかる「一日一歩の余韻」に視聴者は魅了され、引きつけられるのである。

2005.8.23

copyright © Squarenet